ストレッチング、ウオーキング、気功、太極拳、ヨーガ








私たちを取り巻く現在の生活環境を考えてみましょう。生活がどんどん便利になっていく反面、運動不足になる一方で、情報過多や複雑な社会機構など、ストレスを作り出す要因があまりにも多すぎます。
 ストレスによる緊張状態が持続すると筋肉は完全に拘縮してしまい、血管を圧迫して筋肉痛になったり、心配や不安など様々な情緒反応を起こさせたりもします。
 運動不足になると筋力低下だけでなく、筋肉が短縮して硬い伸びのない筋肉に変わってしまいます。車社会で特に歩かない人は、腿の裏側の筋肉が短縮して腰痛を誘う原因にもなり、これを適応性短縮と言っています。




私たちは昔から、疲れた時は生理的欲求に応じて自然に筋肉を伸ばすことをやってきました。同じ姿勢を続けて疲れた時など、両手を伸ばしたり背伸びをしたりして凝りをほぐしています。しかし、そうした従来のラジオ体操的な健康法では、今日のような精神的緊張が多い異常な環境では十分な健康体操とはいえなくなってきています。
 その筋肉の収縮をほぐしてあげるのがストレッチであり、筋肉がほぐれれば精神的な緊張感をもほぐすことができるというわけなのです。ストレッチは筋肉をしばらくゆるやかに痛みを伴わずに伸ばし続ける方法であり、筋肉の柔軟性を高めることにより、肩凝りや腰痛の予防・軽減につながるというまさに現代社会必須の健康体操であるわけです。
 もともとストレッチングはスポーツ選手のために考案されたもので、あらゆるスポーツ分野でその効果が証明されています。ジャズダンスなどでは、レッスンの半分がストレッチングに費やされるほどです。 スポーツに無縁でも老若男女、いつでも、どこでも気軽にできるのがストレッチ。むしろ、年齢が進むほどストレッチの効用が強く実感できるはずです。
◎筋肉がほぐれ血流がよくなる
◎筋肉の若さが保てる
◎からだが柔らかくなる
◎姿勢がよくなる
◎疲労回復を促進
◎スポーツ時の怪我の予防





(体を痛めないために)

ストレッチ感
筋肉がほどよく伸びた感じ、心地よい痛みを感じる程度の刺激がよい。

ゆるやかに
昔の柔軟体操のように無理な反動をつけて筋肉を伸ばさないこと。筋組織を傷つける危険性がある。

ストレッチタイム
筋肉をほぐすには、1回の筋伸展には15〜30秒間しばらく伸ばし続けることが必要。疲れた時は少し長めに。

通常呼吸
ストレッチは筋伸展が目的なので、ストレッチ中の呼吸は通常呼吸がよい。まず、筋伸展に集中すること。

1日に2、3回
特に疲れを感じた時や入浴後は必ず実施したいもの。

毎日継続
歯みがきと同じと考える。短時間でも毎日実践することに意味がある。

疲れた時こそ入念に
スポーツ後のクールダウンに20分程ストレッチングをすると、次の日に筋肉痛や疲労を残さないことがわかっている。

力は入れない
無理に力は入れないで、気分もゆったりリラックスさせる。体が冷えている時は、軽い足踏みなどで体を温めてから行う。

マイペース
人と競争せず、あくまでも自分のペースで。動作は正確に。背筋を伸ばし無理をせず。

服装
もちろんゆったりとしたものがよい。