アロマテラピー、カラーテラピー、ミュージックテラピー、ストレス解消グッズ





最近、日本でもちょっとした香りのブームです。化粧品はもちろんのこと、家庭の芳香剤から映画や芝居など劇場演出の香りまで、はては特定の香りを社内に流して生産性向上や社員のストレス防止に役立てているオフィスまであります。鎮静効果のある香りは、一部医療機関でも利用されています。ストレス社会を生き抜くためのおしゃれな必須アイテムとして、いま、アロマテラピーが若い女性を中心に圧倒的な人気を得ています。

香りはいつの時代も人々と深く結びついてきました。嗅覚から脳に伝わる植物の芳香成分は私たちの心身に大きく作用しますが、この働きを利用した療法は、紀元前エジプトやギリシャの頃までさかのぼり、旧約聖書には病気治療に芳香療法が使われたという記録があります。まさに数千年を人とともに生きてきたのが「香り」です。
 西欧では香りは民間療法(健康増進・美容・老化防止・リラクセーション等)の他に、料理や保存料などにも長い間利用されてきましたが、現代でも香料が医療品として認可されたり、芳香療法が医療現場をサポートしたり、日常生活に深く根ざしています。

日本ではポプリやハーブティー、お香までアロマテラピーで語られる傾向がありありますが、これは間違い。あくまで植物(薬草・香草・果実)を蒸留処理した時に出る揮発性の芳香物質(精油=エッセンシャル・オイル)の液体を使って行うのがアロマテラピーです。
 薬用ハーブの有効成分には水溶性と油溶性とがあり、前者がハーブティー等に、後者がアロマテラピーで使われると考えれば、分かりやすいでしょう。両者を併用することでハーブの薬用効果をムダなく活用できるというわけです。また、100以上の成分が含まれたエッセンシャル・オイルは多種多様でそれぞれ効果が違い、自然治癒力を回復させて肉体的バランスを整えるだけではなく、精神面にも作用してホリスティックな治療効果を与えます。症状に応じてエッセンシャル・オイルを嗅いで心身のトラブルを治す、それが『アロマテラピー』(アロマ=芳香、テラピー=療法)です。
 しかしアロマテラピーは、現代医学のように病巣に局所的に作用する効果はありません。あくまで病気予防という健康維持の視点から心身のバランスを整えるものであり、だからこそ大気汚染やストレスが蔓延する現代社会の中で活用する意義があるのだと言えます。





ポットのてっぺんにある受け皿に水を満たし、精油を数滴たらします。バーナーにつけた火が精油を少しずつ蒸発させ、部屋中を香りで満たしていきます。

玄関等には、長時間香りが楽しめる素焼きの小さなつぼ等が最適。10〜15滴入れると、精油がジワジワつぼに染み込んで、1カ月位香りが持続します。

電球の凹部に精油をそのまま数滴たらします。電球が発熱するにつれ、次第に精油が蒸発してきます。

電池式でファンを作動させれば、火の使えない部屋でも安心して行えます。車の中でもOKです。

ハンカチやサシェ、ティッシュペーパー等に精油をそのまま1、2滴おとして嗅げば、どこでも手軽に行えます。





好きな精油を直接バスタブに3、4滴落とす方法が一番簡単な入浴法。心身をリラックスさせたい時は、ぬるめのお湯に長時間が基本です。

手浴、足浴はやや熱めのお湯が気持ちいいでしょう。お湯の中でツボを刺激するのも有効です。

ボウルに半分くらいお湯を入れ、精油を数滴たらしかきまぜます。頭からタオルをかぶり、両目を閉じて数分〜10分間ボウルから立ちのぼる蒸気を鼻から吸入します。終わったら水で軽く洗顔します。

例えば、植物油5mlに精油3、4滴で、しっとりタイプのバスオイルが。また、自然塩200gに精油10〜15滴を混ぜれば、5、6回分のさっぱりバスソルトの完成です。

例えば、無水エタノール5ml、精製水95mlにローズオットーの精油1滴をまぜれば化粧水ローズウォーターのでき上がり。ただし、早めに使い切るようにするのがコツです。





皮膚から精油成分を体内に吸収させる方法がアロママッサージ。必ず植物油で1%位に希釈してから行います。症状や目的に応じて様々に組み合わせます。マッサージも図のように基本的なストロークがあるので、行う時はよく調べてから。







 
精神的な疲労
ストレス
憂鬱
不眠症
性機能障害
頭痛
カゼ、インフルエンザ
副鼻腔炎
慢性気管支炎、喘息
湿疹
にきび
水虫
フケ
脱毛
胸やけ
消化不良
口内炎
下痢
吐き気
便秘
動悸
低血圧
高血圧
浮腫
静脈瘤
リウマチ、関節炎
月経前緊張症
月経痛
月経不順
更年期障害

「ラベンダーで始まりラベンダーで終わる」といわれるアロマテラピー。最初は小びん1本で入浴時や就寝前のお試しから。




(使用上の注意)

絶対に服用しない
万一飲み込んだら、すぐに医師に診てもらうこと。

直接肌には使用しない
マッサージは必ず植物油で希釈してから使用すること。

使用量は厳守する
効果は薬のように劇的なものではなく、また個人差もあるので使いすぎないこと。体調に合わせて量を減らすこと。

オイルに火を近づけない
着火しやすいので、保管は冷暗所へ。

火気使用中はそばを離れない
アロマポットは耐熱性のある所にセットし、周りに燃えやすいものを置かない。

妊娠中は使用を避ける
刺激性ならびに通経作用のオイルは、使用法や性質により妊婦の健康をそこなう危険性が高い。

乳児、幼児に対しては使用しない
13歳以下の子供は大人の半分の量にとどめる。事故防止のため、エッセンシャル・オイルは子供やペットの手の届かない所に保管する。

肌に対する注意
敏感肌の人がカッシア、クローブなどのオイルを使用する場合、通常の3倍程度に薄めて安全を確認したうえ使用のこと。

正しく保管する
光線による品質劣化を防ぐため茶色のビンを使用してある。揮発しないようキャップをしっかり締め、冷暗所に直立させて保管する。

使用期限
 オイルは1〜2年もつが、柑橘系オイルは半年位なので、早目に使い切る。酸化して濁ったオイルは使用しないこと。また、ゴムやプラスチック容器は溶けることがあるので、オイルは他の容器に移し換えないこと。