世に健康情報のタネは尽きまじ、いわんや食においてをや…。ひと頃のグルメバブルも落ち着き、生活習慣病の問題もからんで、健康面からの「食」へのこだわりが静かに浸透しているようです。巷ではカロリー量を表示するレストランが増えたのをはじめ、今度は健康食バブルとでも呼べるほど様々な食情報が氾濫しています。生活習慣病では食のウエイトが非常に高いわけですから、それも当然だと言えるのかもしれません。 |
さて、体の免疫力は一般に20〜40歳がピークだと言われ、40過ぎから衰えて50歳以降は急激に下降し、高齢者は若者の10分の1になるとも言われています。この免疫力を大きく左右するのが食事であり、「6つの基礎食品」からバランスよく栄養をとることがその基本です。 1群は肉・魚、2群は牛乳・乳製品、3群は緑黄色野菜、4群は淡色野菜・果実、5群は穀類・いも類、6群は油脂製品となっています。また、栄養素別にみると、炭水化物・たんぱく質・脂質が主にエネルギー源となる3大栄養素、これに体の機能維持や調整・抵抗力をつけるビタミン・ミネラルを加えて5大栄養素、第6の栄養素が食物繊維とされています。 中でもビタミンやミネラルは、微量栄養素ながらも免疫力に重要な関わりをします。ビタミンは20種類以上、ミネラルはカルシウムやマグネシウム、鉄、亜鉛など生体維持に必須な元素としては16種類あり、どちらも人の体内では生成されないので食事による摂取が不可欠です。免疫力を高める食品には、緑黄色野菜、きのこ類、ゴマ、海藻類、緑茶、乳酸菌、粘性食品(山芋、納豆などのヌルヌルした食物)などがあります。 朝食ぬきで昼は外食、夜はつまみにアルコールという食生活が改善できないなら、せめてそういう食品をとるようにしたいもの。もっとも、「6つの基礎食品から1日30食品をバランスよくとる」と言われても、そこまで自己管理できる人はそうはいないはず。そこで、「脂肪が多いエネルギー食はとりすぎない、抗ストレス食で危険領域を回避する」というくらいの最低限の心構えで臨んでみてはいかがでしょうか。 |
食べ物とストレスの関係と言えば、まっ先に「摂食障害」を思い浮かべる人も多いでしょうが、ここでは抗ストレス食の代表的な栄養素を見ていくことにします。 「カルシウムが欠乏すると怒りやすくなる」というのは一般によく知られていますが、そのカルシウムも含め、たんぱく質、ビタミンC、ビタミンB1の抗ストレス4大栄養素について簡単に説明します。もちろん、他の栄養素もバランスよくとるのがベストです。効率よくとって日頃のストレスコントロールに役立ててください。
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